本学の非常勤講師阿部一博先生(大阪府立大学 名誉教授)が、朝日新聞の「朝日俳壇」に投稿された俳句が入選して掲載(20210808朝刊)されました。
インターネットによると、朝日俳壇には、毎週、全国から2000~3000通の応募があり、40句(4人の選者が各10句)だけが入選するとの事なので入選するのは難しいことです。
阿部先生は、TV番組「プレバト!!」の中で、俳句の先生が添削を行い解説する的確さに関心を持たれ、ご自身も今年の3月上旬から17文字で表現する俳句に取り組まれており、今回が初の入選との事です。なお、TV番組の俳句の先生は元高校の国語の先生で、教育的で客観的かつ文法的に的確に添削されるのが気持ち良いとの事です。
過去2回入選の川柳と異なり、俳句には季語が必要で、今回の俳句の季語である蝉は晩夏の季語との事です。
阿部先生が本学で担当されている「生命と植物」は人間の生命と自然の関わりに関する教授内容です。俳句の短い文章表現は、科学論文や学術資料と同様に無駄な言葉を外して簡明な言葉を繋ぐことが必要なので、本学の講義にも文章作成技術として取り込んで頂きます。